地産地消とは?
地産地消とは、その地域で生産された食材を地域で消費することを言います。
地元の農業や地域経済を支え、持続可能な食生活を実現する考え方です。
1980年代から、日本で地産地消という言葉が使われ始めました。日本は農産物の国内自給率が低く、多くを輸入に頼っています。昨今では、物価の高騰とともに、「食糧危機」が懸念されています。「国内地域で作られた農林水産物をその地域内で消費しよう」という動きが活性化しています。
地産地消のメリット①新鮮で栄養価の高い野菜が手に入る
皆さんは、「医食同源」という言葉をご存知ですか?
漢方や薬膳で持ちられる言葉で、「食べるものと、薬になるものの源は同じ」という意味です。
その地域でとれたものを、旬の時期に食べるのが健康によいという考え方です。
夏野菜のきゅうりやトマト、スイカは体の熱を冷やす効果があります。冬野菜の大根やかぶは、体を温めてくれます。
また、気候や風土にあった農産物は、たくさんの農薬や化学肥料を使わなくても、自然のエネルギーで豊かに実るため、栄養価が高くなります。
つまり、地元の旬の農産物をたべれば、その時期に身体が欲してる栄養素を十分に摂取することができ、健康に過ごす事ができます。
そして、地域で生産された食品は、通常、収穫後すぐに市場に供給されるため、新鮮で高品質なものが手に入ります。
地産地消のメリット②安心安全な食べ物が手に入る
地産地消では、生産者と消費者の距離がとても近いです。
生産者の名前や写真が明記されていることもあります。
また、近所の産直市場では、直接生産者と話す機会もあるかもしれません。
ですので、誰がこの商品を作っているかがわかり、安心につながります。
地産地消のメリット③地球環境を守る事ができる
地産地消は、遠くから商品を輸送する必要がないため、輸送に伴う二酸化炭素の排出やエネルギーの消費を削減します。
また、地域の農産物や食品は、たくさんの農薬や化学肥料を使わずに生産されています。環境に対する負荷が少なく、生態系や水質にも優しいです。
最後に
地域の産直市場やスーパーの地産地消コーナーなど、「地産地消」ができる場所は意外と近くにあります。
お子様のいらっしゃるご家庭では、食について考えるきっかけになると思います。
地域で収穫された野菜やお米などに手を伸ばしてみてはいかがでしょうか。